さて、何を書こうか
夕べ、私はなるべく明るい気持ちでいようと思っていましたが、一方で覚悟もしていました。ただ、彼の選手生活の幕引きは、私の想像以上に早かった分、やはり多少なりともダメージを受けています。なので、とりとめもなくだらだらと書きます。
今年3月の世界選手権の際、脚を痛めていたのですから、それが未だに完治しないという事は、スポーツ選手として深刻な状況です。当然引退を考えるでしょう。ただ、その怪我の程度は当人にしかわからない。私が楽観的でいられた根拠は、先日のイタリア滞在中に某様が知らせて下さった、icenetworkの情報でした。「怪我のせいでGPSに向けて準備が出来ていない。でも、スケートカナダまでに間に合えばいいな」といったような感じで、GPSはスキップするにしても、その後はなんとかなるのかもしれないと私は思えたのです。
ただ、やはりこれだけ長期に渡って怪我に苦しめられているし、緊急記者会見が開かれる事を報じる新聞は、はっきりと“引退”の文字を出している。何しろ、彼の今後のキャリアについての決定事項を告知するのですからねぇ。余程大事であるとは察しがつきますが、知らないふりをしていたかったのですわ。
後から考えれば、Golden Skate Awards ではそんな兆候が無きにしも非ずでしたし、これは単なる偶然でしょうが、イタリア滞在の最終日、突如私のスーツケースが壊れたのは象徴的でした。私は海外に出る計画を立てる際、常に、「いつ取りやめになってもおかしくない」と考えます。母が脳挫傷をやって以来、ずっとそう考えています。壊れたスーツケースは、もう10年も使っているもので、破損しても不思議はありませんが、私はこれを「もう旅行に出る事は無いのかもしれない」と思いました。もっともその時は、そうなる理由は私の家族が原因となるものであって、彼の進退によるものとは考えませんでしたが。
ここのところ、極度の寝不足で、今日はついに職場の健康管理室のベッドで休む羽目になりました。今晩は色々なニュースが出るだろうし、長い夜になるかもしれない。早く帰ろうと、いつもより早目に職場を出たところ、TSUGUMIさんからメールが来ました。悪い知らせでした。その後携帯電話が電池切れになるまで、今日起こった事、イタリアでの彼の事を語り合いましたが、こういう時に話の出来る友人がいるのは非常に有難いものだと、しみじみ思いましたよ。自分一人で悶々としているのは辛いよねぇ・・・。ほんとにありがとう、TSUGUMIさん。(て、充電したらまた長電話しちまったよ。)
それはともかく、ステファンはよくやったよ。世界チャンピオン2回、GPF優勝2回、トリノ・オリンピックでは、あのプルさんに次ぐ銀メダル。そして何より、人の心に残る演技をした。これが一番大切。今は声を大にして言いたい。「素晴らしい演技をありがとう!」
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コメント
なんかもう…。。
うまい言葉がみつからず…ですわ。
おととしはもしかしたら…という気持ちではいたのですが、今年は私の方の覚悟ができてなかったようで。。
でもそう!レティさんが言うように、ステファンはよくやりました!
よくやったので、今まで私を泣かしまくった数々の素晴らしい演技を思い出すだけで、仕事中にもかかわらず涙が出てきてしまったり。。
ちょっとまだ消化できていないので、ステファンにお疲れ様の言葉も出てこないなんて、バカバカ!私のバカ!…って感じです。。
投稿: よみ | 2008年10月17日 (金) 15時55分
去年の東京のワールドで彼のファンになって初めてお邪魔させていただいたのが、
こちらのサイトでした。
あれから1年半、夢中になって彼を見てきました。
心にぽっかりと穴があいたようで、うまく言葉が見つからないのですが、ありがとうとお疲れ様を彼に伝えたいです。
東京ワールドでのあのフラメンコ、あれは私の一生の宝物です。
投稿: 竜田姫 | 2008年10月18日 (土) 00時27分
おはようございます。
イタリアの夢もさめないうちに大騒ぎにまきこまれ。ミラノのショーから1週間も経っていないなんて信じられないですね。(やっぱり最後までせっかちだった)。でも、本当にイタリアに行っておいて良かったですね。
嫌なメールを打ってしまい申し訳ないです。そのあと長話に付き合ってくれてありがとう。こればかりは同志でないとダメですから‥
ステファンが私に与えてくれたものは多いですが、友人たちというのも大きな贈り物でした。
今は、なんだかこれで良かったのかな、と(そのうち気が変わりそうだけど)と思い始めています。ステファンは精一杯やったし、そして私も精一杯やれるだけ頑張ったと思えるから。
投稿: TSUGUMI | 2008年10月18日 (土) 06時58分
よみさん
消化なんて、誰も出来ないですよ。別に彼はスケートそのものをやめるのではないと理解はしていますが、なんとも寂しい気持ちで一杯です。何か言いたくても、言い表せないですよね。
竜田姫さん
結局フラメンコは、東京ワールドのあの演技、あれが最高だったと思います。それを観られた私達は本当に幸せですよね。おっしゃる通り、宝物のような記憶です。
TSUGUMIさん
まったく、彼と彼の演技を好きになったからこそ、こうしてTSUGUMIさん他、普通だったら知り合えないような方々とお付き合いしているのですよね。そういう意味でも、彼に感謝しなければなりません。
投稿: レティ | 2008年10月19日 (日) 23時03分